本記事では医学生でQ-Assist を2年ほど利用している筆者が,感じた特徴をまとめます。
(ここではQ-Assist Primeについて記載します。)
どの予備校のビデオ講座を受講するかで迷っている方に,決め手の手助けになってくださると嬉しいです。(公式の紹介ははこちらからどうぞ。)
目次
・Q-Assistの特徴
・Q-Assistの好みが分かれそうな点(medu4と比較して)
・まとめ
Q-Assistの特徴
①コンテンツが豊富
Q-Assist Primeには国試用の講座とCBT用の講座があります。
購入すれば,どちらの講座も視聴できます。
CBT用の講座は,標準で基礎医学の講座もついてくるのが嬉しいポイントです。
また,座学の講座のみならず,「医学生のためのプログラミング講座」,「SOAP 英語で医療面接」,「身体診察コース(β版)」など,意欲ある医学生のためのコンテンツも揃っています。
②手頃な再生時間で柔軟に使える
国試用の講座は,1コマ約10分と細切れの構成になっています。
1科目あたりの総再生時間の平均は約10時間です。
一方でCBT用の講座(臨床医学)は1コマ40分ですが,1科目あたりの総再生時間の平均は約2時間です.
ですから,国試用の講座は,電車内や実習と実習の空きコマなどのスキマ時間にサクッと視聴をすすめる事ができるのが大きな特徴です。
また,大学の試験までの期間が少ない,というときは,ひとまずCBT用の講座を受講して試験を凌ぐ,といった使い方もできます。
実際,私もベースは国試用の講座を受講していましたが,大学の産婦人科の試験に関しては国試用ではなく,CBT用の講座を視聴して試験をクリアしました。
③高いコストパフォーマンス
Q-Assist Primeは,初年度は¥39,600,継続プランは¥13,400と非常にお手頃な価格設定です。
一度買いきってしまうと,その年度の3月31日まで視聴することができます。
また,先行利用プランであれば,同価格にも関わらず前年の12月より視聴ができるようになるので,最大3ヶ月間もお得に使用することができます。
これは学生にとってはとても嬉しいですね。
④講師陣のわかりやすい説明
Q-Assistのメイン講師は清澤先生,盛永先生です。清澤先生は主にメジャー科目を,盛永先生は主にマイナー科目を担当しています。
清澤先生は病態生理から治療法まで,ときにジョークを交えながら,体系的に説明してくださいます。
盛永先生は,暗記科目の講義が多いため,何度も重要なことを強調しながら進むスタイルです。何度も言ってくださるので,非常に頭に残ります。また,それだけでなく問題に対するアプローチがスマートでなのも,私は好きです。
Q-Assistの好みが分かれそうな点(medu4と比較して)
①総再生時間は長い
さきほどの②の裏返しとなりますが,1コマ10分と細切れのため,総再生時間は他予備校と比較してどうしても長くなる傾向にあります。
総再生時間を短くしたい方は,medu4などの他のビデオ講座のほうがいいかもしれません。
②レジュメの構成
Q-Assistのレジュメはすでに完成されているレジュメにマーカーを引いていったり,補足事項を書き足すというスタイルです。(こちらに一部実物の掲載があります。)
medu4のように空欄に穴埋めするというスタイルではありません。
このあたりも好みが分かれそうな点ですね。
これに関しては慣れもありそうです。
③講師陣の構成
これもさきほどの④の裏返しとなりますが,1人がすべて教えているわけではないので,多少のブレはあります。一貫性を求めるのであれば,medu4のほうがよいかもしれません。
まとめ
ここまで長く紹介しましたが,ビデオ講座は自分が気に入ったものを選べばいいと思います。
私もこれと言った決め手はなく,先輩が使っていたから,というものでした。
残念ながら,ビデオ講座は勉強の入り口にすぎません。
逆に言えば,どの講座をとってもその復習をきちんとこなせば,国試合格に必要な実力は十分につくと思います。
参考になればうれしいです。
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